紅の豚の空中戦でポルコが雲を引くシーンといえば、映画の大きな見せ場の一つですよね!
マンマユート団のボスも豚が雲を引いた!と歓声をあげていましたが、雲を引くのはどれほどの技術が必要なのでしょうか?
またそれほどの急旋回をしたときにポルコにかかる最大重力はどれほどなのでしょうか?
今回は紅の豚の空中戦で雲を引くときの気になる点をまとめてみました!
紅の豚でポルコが雲を引くシーンは再現できる?
飛行艇で雲を引くのには相当な技術が必要?
紅の豚でポルコとカーチスの空中戦はとても迫力あるシーンですが、観客も驚いたポルコの飛行艇の翼から伸びている雲はなぜできるのでしょうか?
あの雲が発生する現象はヴェイパー現象と呼ばれています。
飛行艇の翼の周りで生じた空気圧の差によって空気中の水分が凝結することにより雲ができます。
ヴェイパー現象が発生する条件には、湿度の高さや飛行艇の速度や旋回の度合いが関係しています。
湿度が高いほど、飛行艇の速度が速いほど、飛行艇の旋回の度合いが急なほど、ヴェイパー現象は起こりやすいようです!
現実にもジェット機や戦闘機がヴェイパー現象を起こすことは見られるようですね!
ではポルコが乗っているタイプの飛行艇でヴェイパー現象を起こすことは現実で可能なのでしょうか?
色々と調べてみたところ、ポルコが乗っているタイプの飛行艇でヴェイパー現象を起こすのはかなり難しいようです…
そもそも高速で飛ぶ現代のジェット機でも湿度の条件が整わないと簡単には見られない現象のようで、ポルコが乗っている飛行艇では必要な速度を出すのがそもそも難しいとのこと。
そのため、ポルコの飛行艇の場合は、最大速度を出しつつ急旋回をした場合に何とか見れるレベルの話のようです!
ただ、そうすると飛行艇の操縦自体が大変なため、普通のパイロットは挑戦すら考えないとのこと。
そう考えると、ポルコの飛行技術が神業のレベルに達していることが分かりますね!
紅の豚の空中戦でポルコにかかる最大重力は?
雲を引くほどの急旋回だと体にかかる重力が大変?
観戦している分にはとても美しい光景であるヴェイパー現象ですが、それを実際にやって見せているポルコは高速かつ急旋回で操縦しています。
とすると、空中戦でポルコにかかる重力も尋常ならざるレベルだと思われますが、実際はどれくらいになるのでしょうか?
調べてみたところ、飛行機が急旋回をする時にかかる重力は5~6Gとのこと。
ヴェイパー現象が発生するレベルの飛行艇もおそらくそのレベルの重力がかかっていると思われます!
ポルコの体重は明らかになっていませんが、仮に90kgあると仮定すると、ヴェイパー現象が発生している時は最大540kgの体重になっていることと同じになります。
乳牛の体重が600kgを超えるようなので、ポルコの操縦席に牛が乗っているのと同じ状態になるのですね!笑
紅の豚ではなく紅の牛の状態ですが、実はポルコの飛行技術だけでなく、牛を乗せることも出来る耐久力のあるポルコの飛行艇もすごいのかもしれません!(^^;
まとめ
・豚が雲を引くシーンはヴェイパー現象と呼ばれ、ポルコの優れた飛行技術が無ければ出来ない。
・豚が雲を引いた時に飛行艇にかかる重力は、乳牛が乗っているのと同じ重力がかかっている。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!
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