蘇りの石といえば、ハリーポッターと死の秘宝の終盤でハリーの大切な人であるシリウスブラックやリーマスたちを復活させる石でしたよね!
しかしハリーポッターは蘇りの石をなぜ捨てたのでしょうか?
ハリーポッターが復活の石を捨てた理由はやはりシリウスブラックやリーマスが関係しているのでしょうか?
今回はハリーポッターが蘇りの石を捨てた理由について考えました!
ハリーポッターは蘇りの石をなぜ捨てた?
蘇りの石はハリーポッターの大切な人たちの復活の石だった
ハリーポッターがスニッチから蘇りの石を取り出した後、ハリーの大切な人たちが復活します。
ハリーポッターが会いたいと蘇りの石に願ったことで復活した人たちは、ハリーの母やシリウスブラック、リーマスルーピンたちでした!
ここでもし本当に彼らが完全に復活していたのなら、ハリーはこの上ない幸せに包まれてハッピーエンドだったのでしょう…
しかし残念ながら蘇りの石は、魔法界の童話・三人兄弟の物語と同様に、死者を一時的に復活させるだけの効果しかありませんでした。
そのことに気付いたハリーポッターはおそらく落胆したのでしょう。
そしてもしかしたら生きていたかもと思っていたシリウスブラックやリーマスルーピンが蘇りの石によって一時的に復活したので、二人が完全に死んでしまっている事実もハリーポッターを傷つけたと思います。
ハリーポッターが蘇りの石を捨てたのはシリウスブラックやリーマスが理由?
蘇りの石で復活したシリウスブラックがハリーに語った言葉
ですが、シリウスブラックはそんなハリーポッターを見て、自分たちはいつもハリーの胸の中にいる、とハリーを勇気づけてくれました!
生まれてすぐに両親と死別したハリーポッターにとって、シリウスブラックは親と同じくらい大切な存在です。
そしてそんなシリウスブラックの言葉を聞いて、ハリーポッターの両親やリーマスルーピンたちも微笑んでいました。
シリウスブラックやリーマスルーピンは決して蘇りの石によって完全に復活したわけではありませんでしたが、その光景はハリーポッターにとって一生忘れられない光景になったと思います!
それでは死者復活の石である蘇りの石を、ハリーポッターはなぜ捨てたのでしょうか?
全ての決着がついた後にまた蘇りの石を使ってシリウスブラックやリーマスルーピンたちに会うこともできると思います。
ハリーポッターが蘇りの石を捨てた理由は、おそらくハリーがシリウスブラックやリーマスルーピンたちの死を受け入れることが出来たからだと思われます!
蘇りの石が生まれたとされる魔法界の童話・三人兄弟の物語は、死とどう向き合うかを語る物語です。
物語の中で蘇りの石を使った者は、死んで会えなくなった人を復活させました。
しかし完全に復活することは出来ず、石を使った者と復活させられた死者は共に苦しむことになりました…
この物語から分かることは、蘇りの石は死を受け入れられない者をさらに苦しめてしまうものであるということです。
ハリーポッターがもし蘇りの石を捨てたりせず、シリウスブラックやリーマスルーピンたちをまた復活させてしまっていたら、三人兄弟の物語と同じように、ハリー自身が苦しめられてしまったのだと思います。
そのため、シリウスブラックの言葉を素直に受け入れ、シリウスやリーマスたちの死を受け入れたハリーポッターにとって、蘇りの石は完全に不要なものとなったのです!
死者を復活させる誘惑をもたらす蘇りの石を捨てたことで、ハリーポッターは一段と強くなり、死を恐れ続けていたヴォルデモートに勝つことが出来たのだと思います!
死の秘宝は3つあり、全てを手に入れた者は死を制すると言われています。
ですが、ハリーポッターが蘇りの石を捨てたことを考えると、死を制するという意味は、死を恐れずに受け入れるという意味があるのかもしれませんね!
ハリーポッターがヴォルデモートに勝つことが出来た理由は、まさに死を制することが出来たからだと思います!
まとめ
・ハリーポッターが死者を復活させる蘇りの石を捨てた理由は、シリウスブラックやリーマスルーピンたちの死を受け入れられたから
・死の秘宝で言われている死を制するという言葉には、死を恐れずに受け入れるという意味が含まれていると思われる
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!
関連記事:ハリーポッターと死の秘宝のスネイプや秘宝の謎や伏線とは?part1やpart2のネタバレ解説や考察!