耳をすませばの月島雫とバロンの旅はロマンチックなシーンですね!
その耳をすませばで雛鳥の死骸が出るのはなぜなのでしょうか?
また、そのバロンのシーンやラピスラズリの意味とはどのようなものでしょうか?
今回は耳すまの雛鳥の死骸とラピスラズリについて考えました!
耳をすませばで雛鳥の死骸が出るのはなぜ?
耳をすませばの月島雫が掴んだラピスラズリが変わる理由
耳をすませばの月島雫の夢であるバロンとの旅は、ロマンチックな世界観で美しいですね!
ですがそのバロンのシーンの最後には、雰囲気にそぐわない雛鳥の死骸が出てきます。
バロンが月島雫に本物のラピスラズリを探させるシーンですね。
バロンが早く!早く!と雫を焦らせ、雫が掴んだラピスラズリがすぐに雛鳥の死骸となってしまうショッキングなシーンです…
耳をすませばで雛鳥の死骸が出てくるのはなぜなのでしょうか?
あくまで推測ですが、この雛鳥の死骸のシーンは月島雫の小説家としての不安を暗示していると思われます。
耳をすませばのヒロイン月島雫は読書家であり、海外の詩を和訳するなど、小説家の卵の存在でありました。
ですが、天沢聖司が中学卒業後にイタリア留学をするという話を聞いて、月島雫は焦燥感に駆られます…
自分は将来をぼんやりとしか考えていないのに、憧れの人は着実に歩みを進めている。
天沢聖司は自分の事を好いていてくれても、このままでは一緒に歩いていく資格なんてない…
おそらくそのような焦燥感に駆られた月島雫は、バロンを主人公とした小説を書き始めます!
ですが、月島雫の両親や姉には学校の成績で怒られたり、小説もうまく書き進められず、苦悩の日々を過ごします…
そんな時に夢で見たのが、あの雛鳥の死骸が出てくるバロンのシーンでした。
耳をすませばのバロンのシーンの意味とは?
ラピスラズリを探すバロンの旅の秘密
バロンが早く本物のラピスラズリを見つけ出せと焦らせるのは、早く小説を完成なければというプレッシャーを具現化したものだと思われます。
将来への不安や天沢聖司への憧れが入り混じった月島雫は、夢の中でも自分を責め続けたのでしょう…
バロンの旅の目的であるラピスラズリは、月島雫の小説家の才能だと思われます。
小説家を目指し始めた最初の頃は、ものすごい小説を書けると期待に胸が膨らんでいると思います。
ですが、書き始めると思うように話は進みませんし、納得できるものが書けません。
完成させた小説を他の人に読んでもらっても、自分が期待するほどの評価は貰えません。
すると、なぜ自分は小説を書いているのだろうと疑問が出てくると思います。
そして多くの小説家やその卵たちのように、小説を書くことへの苦しみを感じ続けるのだと思います。
バロンのシーンは月島雫がこれから進む小説家の道のりの暗示だと思います。
バロンの旅は夢の中で終わりましたが、これから月島雫は死ぬまで自分でラピスラズリを探し続けなければならないのです。
そのような未来を想像したからこそ、月島雫は夢の中でラピスラズリが雛鳥の死骸に変わるのを見てしまうのです。
月島雫が小説家になるのならば、これから自分が手にしたラピスラズリが雛鳥の死骸になるのを何度も目撃することになるのですから。
まとめ
・耳をすませばで雛鳥の死骸が出るのは、月島雫が小説家としての才能を不安に思う気持ちを表現していると思われる
・ラピスラズリを探す耳をすませばのバロンのシーンは、これから月島雫が小説家として歩む道のりの暗示であると思われる
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!
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