ハーマイオニーにダンブルドアが残した遺品はなぜ本?死の秘宝の三人兄弟の物語での役割とは?

ダンブルドアの遺品といえば、ハリーポッターと死の秘宝において重要なアイテムですね!

ハーマイオニーへの遺品は吟遊詩人ビードルの物語でしたが、なぜハーマイオニーにダンブルドアが残した遺品がその本なのでしょうか?

また、吟遊詩人ビードルの物語の一つである三人兄弟の物語における死の秘宝の役割はどのようなものなのでしょうか?

今回はハーマイオニーに託されたダンブルドアの遺品について考えました!

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ハーマイオニーにダンブルドアが残した遺品はなぜ本であった?

ハリーに吟遊詩人ビードルの物語をなぜ渡さなかった?

ダンブルドアがハーマイオニーに吟遊詩人ビードルの物語の本を託した理由は2つ考えられます。

1つ目は三人兄弟の物語に描かれた死の秘宝の存在をハーマイオニーなら素早く調べることができると考えたからです。

死の秘宝とは、当時の魔法界では架空の存在と思われている魔法のアイテムの事で、吟遊詩人ビードルの物語の1つである三人兄弟の物語に登場します。

ダンブルドアは死の秘宝の存在をハリー達に気付かせたいのですが、ダンブルドアの遺品である吟遊詩人ビードルの物語はあいにく古代ルーン文字で書かれたものでした…

ハーマイオニーですら簡単には読めない本だったので、ハリーやロンに渡しても解読するのにかなりの時間がかかってしまったでしょう。

そして2つ目は、ハリーが死の秘宝の魅力に憑りつかれて本来の目的を忘れる事態を避けたいと考えたからです。

ハリー達の旅の目的は、ヴォルデモートを完全に倒すために分霊箱を探し出すことでした。

しかし、ハーマイオニーの解読や死の秘宝の証拠が見つかるにつれて、ハリーが分霊箱ではなく死の秘宝を探し出そうと考えるようになってしまいます…

ハリーは幼い頃から今までにたくさんの大切な人を失ってきましたから、全て揃えれば死を制すると言われる死の秘宝の魅力に憑りつかれてしまっていたのだと思われます。

実はダンブルドアも理由は違えど若い頃に死の秘宝の魅力に憑りつかれて取り返しのつかない過ちをしていたため、ハリーにそうなって欲しくないと思っていました。

もし吟遊詩人ビードルの物語の本をハリーへの遺品として渡していたら、ハリーが死の秘宝を求めて迷走する可能性がありました。

その危険を防ぐためにも、死の秘宝の魅力に憑りつかれる可能性が低いハーマイオニーに吟遊詩人ビードルの物語の本を渡したのだと思います!

最初はよく分からないダンブルドアの遺品でしたが、実は深い配慮があって適切な人に渡していたのですね!

死の秘宝の三人兄弟の物語での役割とは?

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三人兄弟の物語のあらすじや結末から見える死の秘宝の役割とは?

吟遊詩人ビードルの物語の1つである三人兄弟の物語には、死の秘宝がどのような役割を果たしているのでしょうか?

三人兄弟の物語のあらすじや結末から死の秘宝の役割を見ていきましょう!

旅をしている魔法使いの三人兄弟は夕暮れ時に大きな川にぶつかります。

その川は歩いて行くには深く、泳いでいくには流れが速かったのです。

実はこの川には「死」と呼ばれる魔物が住んでおり、川を渡ろうとする旅人をいつも死に追いやっていました。

しかし、三人兄弟は魔法を使って川に丈夫な橋を作ってしまい、難なく川を渡ってしまいそうになります。

困った「死」は橋の真ん中で三人兄弟を待ち伏せ、彼らの魔法に感銘を受けたので褒美に彼らの好きなものを渡すと言いました。

決闘が大好きな長男は誰にも負けない杖が欲しいと言い、ニワトコの杖を渡されました。

いじわるな次男は「死」を困らせる死者蘇生の力が欲しいと言い、蘇りの石を渡されました。

用心深い三男は「死」がついて来れなくなるものが欲しいと言い、透明マントを渡されました。

これら3つの魔法具が三人兄弟の物語に登場する死の秘宝です!

ではその後三人兄弟はどのような結末を迎えたのでしょうか?

長男はニワトコの杖を使って全ての決闘に勝利しましたが、ニワトコの杖を奪った盗賊に殺されました。

次男は蘇りの石を使って憧れの女性を蘇生させましたが、完全には蘇生されず苦悩して自殺しました。

三男は透明マントを使って「死」から逃れ続け、その後子孫に透明マントを託し、最後は「死」を迎えて死にました。

三人兄弟の物語のあらすじと結末を見ると、2人の兄は死の秘宝の力に溺れ不幸な死を迎えていますが、三男は幸せな死を迎えていますね!

結局のところ三人兄弟全員が死ぬことには変わりがありませんが、死を迎え入れた三男の死を誰もが望むのではないでしょうか?

一方死を克服しようとした次男は結局死に悩まされ続け、自殺をするという不幸な結末を迎えています…

死の秘宝は3つ全て集めると死を制すると言われています。

しかし、三人兄弟の物語を読む限りでは、死を制するというのは、死を迎える気持ちを持つという事を指しているようにも思えます。

そして三人兄弟の物語における死の秘宝の役割とは、死を迎える気持ちを持つことが大切であることを気付かせる道具ではないでしょうか?

そしてその死の秘宝の役割はまさに、死を恐れるヴォルデモートや死に悩まされたハリーにとって、必要なものであると考えられますね…

まとめ

・ハーマイオニーにダンブルドアが残した遺品が吟遊詩人ビードルの物語の本である理由は、死の秘宝を素早く調べ、かつハリーを死の秘宝への魅力から引き離せる力がハーマイオニーにあるから

・三人兄弟の物語における死の秘宝の役割は、死を迎える気持ちを持つことが大切であると気付かせる道具

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!

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